人生で唯一の悔いかな

1月10日、成人の日でしたね。

新成人の皆さま

ご成人おめでとうございます☺️❤️

全国各地の成人式

今年はできたのでしょうか？

秋田は夏にやるんだと

同級生に聞いた記憶があります

成人式って

正式に大人になる儀式みたいで

晴れ着を着て

わくわくしたり

親とのやりとりで

涙したり

すごく素敵な行事だなぁと思う

さぁて

成人の日あるあるで

自分の成人式を思い出しましょうかね

成人式というと

わたしには大きな悔いがあります

地元より

少し都会の街のお店まで

母に付き合ってもらい

レンタルしてもらったのは

何十万もするオプション付きの振袖

値段も覚えてないの

そんなお気に入りの振袖で

わたしは成人式を迎えました

１つ目の悔いは

成人式の後に

今は亡きおばあちゃんも合流し

家族で昼食をしたときのはなし

今思えば病気だったおばあちゃんが

お祝いだからとお酒を頼んだのに

わたしはお酒の気分になれなくて

一緒に飲まなかったこと

振袖で苦しくて

お酒を飲むと考えただけでも

気持ち悪くなり

飲めなかったんだけど、

今思うと

一緒に乾杯したかったなぁ

ひと口でも飲めば良かったなぁ

おばあちゃんは

どんな気持ちで来てくれて

どんな気持ちでお酒を飲んだんだろう

２つ目の大きな悔いは

昼食後に自宅に帰り

友達と集まる予定があるからと

すぐに振袖を脱いで出かけたことです

思い出す度に

親心を思うと胸が痛い痛い

苦しい

お金も

家族の想いも詰まってる

その振袖、その空間

夜まで大事に着て

家族と過ごしたら良かったなぁ

それだけの価値があるよ

なんて思っても

当時のわたしには

そんな思いは

そんな余裕は、みじんもない

まぁ成人式って

基本は二次会があるだろうし

大方そうなんでしょうけど

にしてもね

時間をかけて

やっとの思いで選んだ何十万もの振袖を

目の前でみるみる脱がれる

親の気持ちを考えると

それを横目で見る

おばあちゃんの気持ちを考えると

たまらんのです

親には

そんなこと思う必要ない

そんだけ感謝してくれてるだけで

ありがたいもんよ

と言われた。

愛あり、涙あり

親ってこうやって

大きな大きな体験を重ねていくんだなぁって

わからないけどさ

親心を想い

申し訳ねぇと思うのは子供心で

親はまた違う世界を見てるのかな

にしてもさ

親の気持ちを考えると

いたたまれなくなるわけですよ

だからわたしは

大学の卒業式に

袴を着ないを選んだんだ

｢もういい｣

否定的な意味ではなく

｢もうもう充分｣

充分すぎるほどの愛をもらった

時間をかけてもらった

お金をかけてもらった

あんな贅沢なもの

2年越しでやれるもんじゃない

２転生に1度くらいのもんだ

思えば、流行りのものを

最速で手に入れるタイプじゃなかったし

高校生からはアルバイトをしてたし

大学の海外研修でフランスの旅費30万も

わたしだけ親に聞きもせず

自らローンを組んで払ったけど

欲しいものはほとんど手に入ってた

大学の卒業式で

みんなが袴を着る中

わたしともう1人だけスーツだった

みんながもってるのに

自分だけもってないなんて

初めての経験だったなぁ

写真を取られても

他学年や卒業生が

逢いに来てくれても

何も恥ずかしくなかった

むしろ誇らしかった

私は堂々と、凛としてました

だってそれは

親から沢山の愛をもらった印

親の愛を受け取った印

晴れ着を用意してもらう

=愛じゃないけどさ

成人式のあの日の悔いが

親の偉大さを教えてくれて

恵まれてることを教えてくれて

くそがきだって教えてくれて

ばかやろうって教えてくれて

わたしを成長させてくれたから

これが人生で唯一の悔いかなぁ

けどこれは

過去に縛られてるとか

くよくよしてるとか

そんなんじゃなくて

わたしの大切な大切な悔い

思い出しても

親心を思うと涙が溢れる

例え親心がそうじゃなくても

わたしの人生の中で

ものすごい衝撃をもたらした

愛おしい宝物

一生大切にしていきたいと思う宝物

おばあちゃん

とうちゃんかあちゃん、ありがとう。