つまってたもの
今の家を引越すのがいやだと
だだを捏ねたとき
喉がやけるほど泣いたのは
相棒のくぅさんに対してでした
どんな環境でも
どんなにいやで辛くても
結局わたしは生きていける
わたしの人生というのは
それが見えてるから
進むしかないんですよね
ただ、この時申し込んでた物件が
マンションの9階だったんです
都会で低層階だと
景色が見通せずときめかない
くぅさんが窓から外を見た時
家の壁しか見えないなんて悲しい
申し込んだ後に
9階に住んだ時の体感を想像したら
地に足着いてなくて
落ち着かず疲れちゃうなと思いました
建物の8階以上は
揺れにより神経を悪くすると
魂の先輩から教わってたのですが
大きな道路の近くは
車の振動がきやすかったりと
環境にもよるので、
わたしの場合は
自分が大丈夫なら大丈夫だよと
言われてました
いやぁ
ほとほと疲れちゃう
それ以上に
無意識の中に大きなしこりがあったようです
そんな環境に
くぅさんを住まわすこと
どこかで
ひっかかってたんですね
機嫌も迫り
どうにもならず
見えないように
してたのかもしれません
それが突然
喉を圧迫するように
ごめんね、ごめんね、ごめんね
という言葉と共に
溜まっていたものが溢れ出てきました
どうにものうにも解決しない
苦しさの正体がわかりました
ごめんね
ごめんね
そんな自分と体当たりをしたら
今の自分を取り巻くすべてが
わたしの周りにぐるぐる回り
プロモーションのように現れました
苦しかった
あぶなかった
助かった
良かった
良かったよー、くぅさん。