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ただ宇宙を想い、運命を愛する

高級ホテルでアルバイト

 

中学卒業以降

初めての年末年始休み

 

ボーナスの日を当日に知り

口座を確認したら

あれ?今回ボーナスない?

こんなに休みがあるのに

ショッピングもできない?

 

あれ?

時間はあるのに金はない?

 

あらぁざんねん。

 

ないなら

稼げばいいじゃないか

だって時間と健康な身体はあるんだもの

とひらめき

アルバイトを決意

💸💸💸✨

 

お金にほとんど執着がなく

未来への不安がないわたしは

お金が足りなくなってから気付きます

 

アルバイト先の条件は

・わたしが存在できる環境

・楽しい体験ができそうなとこ

 

そんな中

今回、選んだのは高級ホテル

 

看護師資格を生かす仕事は高時給ですが

とりあえず

即日働けるところ

そして

普段は縁のない

高級ホテルの景色を見たくなりました

 

縁がないと思ったけれど

 

そういえば高校生の時

付き合っていた彼が

高級ホテルを予約したことに

非常に萎えて

クリスマス直前に

お別れしたことがあります

 

わたしはただ寒空の下

イルミネーションを見て

街で食事をして

別れを惜しみながら帰り

恋焦がれたかったんですよね

 

そういえば

大学生の頃に誘われたデートでは

送迎付きの高級レストランを

サプライズで予約されて

困惑したことがあります

 

わたしは鎌倉で

食べ歩きデートを楽しみたくて

手にはビニールの土産袋を持ち

カジュアルな格好をしていました

 

スーツのおじさまに

アウターとビニールの土産袋を

預けた記憶があります(笑)

 

まぁ、スマートカジュアルな格好が良さそうだよ

というお相手の言葉を

わたしがスルーしたので

今となってはお相手の誠意が分かります。

 

それぞれ

当時のわたしの気持を代弁すると

身の丈にあったものが

良かったんですよね

そんなものは求めてないと

 

社会人になり

誘われた食事でも

高級ホテルがありましたね

 

ホテルじゃなくていいのにと

特別ウキウキはしませんでしたが

料理やお酒は美味しかったような

楽しかったような思い出があります

 

ちなみに今のわたしは

非日常体験を楽しみたいので

高級ホテルやレストランに行きたいです✨(笑)

 

思い出話しも消化したところで

高級ホテルアルバイト体験録に移ります

 

1day

・日系ホテル

・夜景一望の高層階

・ホテル制服にコスプレ気分

・質の高い接客を見てウキウキ

 

私だけ選抜されゲストフロアへ

配慮や認められてる感もあり

5時間のパンプス業務で足は痛いけど

非日常を楽しめました

 

普段は指示されないような人からの

指示に対しても

お行儀良く返事ができることや

 

普段は関わらないような

あまり素行がよろしくない方に

低姿勢で尋ねたり

毎回お礼やお願いしますと

言えるわたしは

素直で良い子だなと実感しました(笑)

だってその環境では

お相手が先輩なのですからね。

 

2day
外資系ホテル
・新たな制服に良い気分
(は業務開始までのほんの一時)
・質の高いカリキュラムを修了したと分かるホテル接客のプロ集団に圧巻

勤務開始1分で
モタモタするなと怒鳴られたけど
第一声で怒られるような
身だしなみや接遇はしていない自負があるので
そういう環境ねOKモード

 

最大の問題
普段パンプス歩行は1時間が限度

時に腕が震えるほど
重いものを持ち歩き続け
足の痛みが速攻限界に

それ以降
精神食いしばってないと
痛みで意識飛びそうな状態

激務で
アルバイト達が疲れていく中
わたしは最後まで
いちばん笑顔スマートでいようと
1本軸を立て意識を保っていました

 

痛みの限界突破以降

むしろ歩みを止めると

歩き出しが

足に刺さった鉄の武器を

都度引っこ抜きながら歩くような激痛

 

とにかく

痛みに対しては無心

所作は鉄壁の接客モード

その0と100が両立できなければ

今にも痛みで崩れ落ちそうな状態でした

 

この激痛を耐えられる人
かつ激痛の中
これほどスマートでいられる人は
わたししかいないと
本気で思いながら
11時間働いた自分は結構タフです

表の顔や声色はスマートでも
内心の顔は目は血走り
全身の血管が浮きだっているような
状態でした(笑)

 

正社員の厳しい眼差しが
少しずつ変化し
認められていることを実感

最後は笑顔で
お見送りを受けました

 

一歩着地するごとに
激痛で唸るほど
帰り道はヨボヨボの瀕死

死にものぐるいで帰宅した
晦日でした

 

今年どころか
仕事人生で1番つかれた

というか
1番痛かったです。 

 

3day 元日
・昨日深夜に帰宅後、足の蘇生ケアや
激痛によるADL爆下がりで
睡眠時間15分(笑)
外資系ホテル

アルバイトで私だけ選抜され
英語ペラペラのプロ集団に混ざるあたり
さすがだなと思いました

 

英語ですか?
まったく喋れないし苦手意識があります

仕事ですか?
ホテル接客知識はまるでない看護師です

でもわかりますわかります
所作が様になるんですよね

と思いながら
なんとか自我を保っていました(笑)

というのも
プロフェッショナルの
荒野にポイで

自分を肯定し奮い立たせないと

身動きが取れないくらい
本当に大変だったのです。

 

シルバー類の音を
最小限にしながら下げる方法

トレーへの乗せ方

手の運び方など
作法があるんだろうなぁ

ホテル学校で学ぶ
当たり前のことなのだろう
でもそれをわたしは
知らないんだよなぁ
目が悪くて
見よう見まねも難しいんだよなぁ

と思いながら
懸命にそれっぽくするあたり

 

そこはお客様から見えるので
もう少し中に入りましょうと
初対面のアルバイトに言うあたり

自分からしたら当たり前だけど
よくよく考えてみたら
わたしって結構
真面目でちゃんとしてるんだろうなと
思いました

よく頑張りました。

 

最大の問題の足は
もちろん速攻撃沈でしたが

それを上回る程
メンタルにきました

 

米国や中国人のスタッフもいて
わたしが知っている彼らとは異なり
ハイグレードで厳格な姿

格好良いと思う余裕はなく
常に緊張感があり

前2日の環境とは異なり
裏に入ることなく
常にお客様の前にいる状態

 

人生で初めて
こんなに作り笑いをし続けました

マジで自分余裕ないな
と実感し続けた6時間でした

同時に
どんなに余裕がなくても
常時目を笑い
マスクの中で口角を上げ
スマートな所作を心がけ

 

どんなに急かされて
急いでいても
周囲を見る余裕があり

絶対に
食器を落とせない
お客様やスタッフにぶつかれない
どんなに足が痛くて
どんなに靴が滑っても転べない

と、注意を払い続けながら
テキパキ働ける自分は
やはり結構
タフなんだなと思いました

よく頑張りました。

 

帰り道
いよいよ足はお釈迦

正装の中
普段は座らないようなベンチで
足を全力でブラブラさせて
強制血流促進

歩けるレベルに復活させました

 

幼なじみと合流し初詣

心身ボロボロでしたが
お泊まり宅飲みで
楽しい時間を過ごしました

 

しんどい時
支えてくれる人がいるのって
ありがたいことですね。

 

そして今回
有力な発見がありました

なぜこんなに足が痛くなるのか

調べたら
足裏の横アーチがない
開帳型だと判明🦶

 

本来、 足の衝撃を緩和させる役割の
足の横アーチがないことで
中足骨骨頭痛が生じていたようです

土踏まずはあるのですが
足には横アーチというものが
存在するのですね💡

 

改善傾向にありますが
常にかかとが浮くレベルの
前重心だったことも関係ありそう

長年、中足骨骨頭に
角質が厚い箇所があり
思い返せばそれは
毎日ヒールを履いていた頃に
できた気がします

 

パンプスが苦手な理由が分かり
これはすごい収穫です

心身張った甲斐がありました

あっぱれ!🦶✨

 

あとやっぱり
人間認められるって大事ですね

粗末にされるか
認められるか

人間なんてか弱い生き物なので
それだけで
精神状態は変わってきます

 

ようするに
今、生きている意味
ということなのかな

普段はそんなことなくても
必死なときほど
密接に関係するんだと実感しました

 

そしてこうやって
体験を発信することで

大変だった
頑張った
よくやったと

わたしはわたしを
癒しているんだと感じます

 

また、見る景色や体験することは
常に今の自分次第だと感じました

半年前、1年前なら
見れなかった景色
できなかった経験

わたし自身は素人でも
単日、プロの中に交じれる程度の
品行レベルには
成長したんだなと感じました

 

一方で
どんなに高度なカリキュラムを
修了した人でも

それは専門性の特化であり
人間性が成長する
というものではないと実感しました

 

だから
高級ホテルにいても
怒鳴る人は怒鳴るし

所詮、働いている人もお客様も

現代を生きる人間ですからね

 

高級といっても

上には上がいるわけで

こうなると

一般人が入れないような

最高級ホテルの実態は

どうなんでしょうね

 

まぁもうお腹いっぱいですが

 

足は回復し

アウトプット消化できたので
もう、辛い体感はありません

 

ありがとうございました✨

「巫女宇宙人、高級ホテルに潜入」〜完〜